ウラノスの憂鬱 - 2009年01月

ウラノスの憂鬱

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ホモ・モーベンス

「ハイパーモビリティ」とは、
オックスフォード大学のスティーブン・ヴォートヴェック教授が提唱した概念で、
航空運賃が安くなると爆発的に流動人口が増え、
遊びや仕事の場所や機会が大きく変容を遂げる、というものである。
それはポスト・インターネットとも言えるし、あたらしい民族大移動の時代の幕開けとも言える。
大きな変化に対して、素早く動けることは、この時代、なによりも重要なことである。



人間の新しい価値としてのモビリティー。
都市、建築、芸術、技術とが我々をとりまき、激しく変化するこの混沌。
自らの存在の目的の最高価値をモビリティーに求め、生の存在価値を獲得しようとする人。
「ホモ・モーベンス」

ル・コルビュジェの300万人の現代都市はハイパーモビリティの時代を予測していた。
しかし、混沌を効果的で、経済的で上品な自然の過程を見つけ出そうとしたことは誤りであった。
存在場所としての都市は決して経済的、家族的、精神的(食料補給、住宅、社交)などの要素に分けうることができないからだ。